このブログを見てくれているのは、基本的に材料力学について勉強している大学生や若手エンジニアの人がほとんどだと思います。
しかし、勉強ばっかりやってても効率は落ちてしまいます。たまには漫画でも読んで息抜きするのも大事です。
そこでこの記事では、私・ぽるこが実際に読んで絶対にオススメできる漫画を紹介していきたいと思います!
漫画は本当にすばらしい!
自分とは違う生き方に触れたり、現実にはあり得ないファンタジーの世界に没入したり、泣いたり笑ったり、さまざまな感情に触れることができます。時には、モチベーションアップにつながったり、勉強になったりすることも少なくありません。
また、色んな漫画を読むことで人間関係の構築に役立つこともあるでしょう。少し古い名作漫画を読んでいれば、職場の30代・40代ぐらいの先輩との雑談に花が咲き、覚えがよくなるかもしれません。
という訳で、この記事で『面白そうだな』という漫画を見つけてもらえたらとっても嬉しいです。
*僕の主観ですが、ネタバレはありません。下記レビューの中に、物語の基本設定みたいなものやセリフの抜粋はちょくちょく出てきますので、その辺はご了承ください。
研究者を志す者 必読!!
全8巻完結
こんなにも知的探究心を刺激される漫画があったとは!
真理のために命をかけた先人たちの物語。
この作品は、現役研究者である私・ぽるこが衝撃を受けた作品として、特に研究者およびこれを志す者には強く本気でオススメします。今ある常識を疑う心、誰に何を言われようと真理を追求する姿勢に触れ、心が動くこと間違いありません。
私自身、世界のトップ研究者だった師匠によく言われた言葉を思い出します。“目の前の現象に楽な答えを持ち出し、疑うことをやめ、真理の追求という困難な道から逃げていないか!?”
本作はこういった研究者の気概なるものを感じる、必読の価値ある一冊です。全8巻ですでに完結していますし比較的手軽に一気読みできます。気になる人はぜひ読んでみてください。
私・ぽるこが全力でオススメする極上の漫画たちを紹介した記事です。思わず読みたくなる漫画が見つかるかも!
往年の名作
全31巻完結
最近映画化されて話題になったこともあり、最早世代を超えて説明不要の一冊かもしれません。
バスケブームを生み出したと言っても過言ではなく、今のバスケ界の黎明期を支えた人たちもスラムダンクがモチベーションになったという人は少なくないのでは?
赤い髪と190cmに迫るガタイで喧嘩無敗の桜木は、一目惚れした晴子の気をひくため全くやったことのないバスケットボールを始める。完全素人の桜木はルールも分からない状態だが、超人的な瞬発力とジャンプ力、スタミナそしてフィジカルを武器にすさまじいスピードで上達していき、個性的な武器を持つ仲間たちと全国制覇を目指して限界の戦いを繰り広げる。
この漫画は本当に名作ですよね。何も奇をてらったような展開はなく、王道的なスポーツ漫画だと思いますが、井上雄彦先生の画力と演出力で読者はどんどん引き込まれていきます。
特に登場人物がみな魅力的で、それぞれに自分のストーリーを持っています。他人に何と言われようと、全国制覇という夢に向かって一切の妥協をゆるさない赤木。中学時代から赤木の情熱に触れながら地道な努力を重ねてきた木暮。一時は天才と称されながら大きな挫折を味わった三井。この辺の人物が持つドラマには心が熱くならざるを得ません。
また、胸に刺さる名言や印象的なセリフの数々もこの作品を名作たらしめる所以だと思います。「諦めたらそこで試合終了ですよ」「左手は添えるだけ」「大好きです 今度は嘘じゃないっす」「骨が折れてもいい…歩けなくなってもいい!!…やっとつかんだチャンスなんだ」「2年間も待たせやがって…」「湘北に入ってよかった…」
好きなセリフを挙げはじめたら止まらなくなっちゃいますね。どのセリフが熱いか、30代後半から40代ぐらいのおじさんとはこの話題だけで仲良くなれるぐらい、みんなそれぞれ心に残るセリフがあるんじゃないでしょうか。
努力は裏切らないんだと背中を押してくれる、名作中の名作です。もしまだ読んだことのない人はぜひ一度読んでみてほしい。
全19巻完結
超人気作でありながら休載と連載再開が毎度ニュースになる『Hunter x Hunter』の作者・冨樫義博先生の名作です。『Hunter x Hunter』の方ももちろんめちゃくちゃ面白いですが、バトルアクション系の漫画の面白さとしては、この『幽★遊★白書』も屈指の作品だと断言できます。
不良少年・浦飯幽助は不慮の事故で命を落とすが、妖怪の悪事を取り締まる霊界探偵として働きはじめる。仲間と共に戦いながら霊力の使い手として成長し、強大な妖怪たちとの死闘を繰り広げる。
終盤の展開のことで色々言われることもありますが、個人的には文句のつけようがない名作です。ジャンプ黄金期の象徴的作品でありながら、19巻という比較的コンパクトな物語で、その分最初から最後まで飽きることなくずっと楽しい物語です。ちなみに僕は第1話の時点で泣きました。
印象的な戦いとしては、やはり暗黒武術会編の戸愚呂(弟)との戦いですね。100%中の100%になった戸愚呂の圧倒的な強さ。「おまえもしかして まだ 自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」というセリフに絶望を覚えた読者も多いでしょう。悲惨な過去を持ち大切なものをすべて捨てて絶対的な強さを手に入れた戸愚呂と、大切なものの重みに気が付き守るための強さに目覚める幽助のラストバトルは圧巻です。
魅力的なキャラクターも多く、設定や技に厨二病感丸出しの飛影とか大人気ですよね。「もう後もどりはできんぞ 巻き方を忘れちまったからな」とか「邪眼の力をなめるなよ!」とか、セリフがみんなの厨二心に刺さるでしょ。本当かっこいいんですよ。
『Hunter x Hunter』好きだけどなかな続き読めないなーという人は、迷わず手に取るべき作品。絶対に後悔はしないでしょう。
泣ける感動作
全40巻完結
「感動する漫画を1つ教えて」と言われたら、僕なら迷わずこれをお勧めします。涙腺崩壊とはこのこと。ぜひクライマックスは誰の目も気にしなくていい環境で静かに読んでほしい。
不良の溜まり場と化した市立蘭山高校サッカー部を再生するためスカウトされた黒木鉄雄は、チームを一から作り直そうとするが、全員不良(1人除く)のチームは一向にまとまりを見せない。そんな中、チームを一つにしたのはある少女の歌声だった。
こういうストーリーの触りだけ見ると、スラムダンクとかルーキーズのような作品を思い浮かべる人が多いと思います。実際僕も読み始めた時はまさにそういう感想で、なんだか面白くなさそうだから自然と読むのを辞めてしまいそうな感じでした。
それを乗り越えて読み続けた当時の自分、本当にナイス!
「なんだルーキーズと一緒か」で辞めてしまうのは余りにもったいない!だって全然違いますから。
あんまり言うと台無しにしてしまうので、オススメ作品なのにこれ以上は何も語れない!すみません!!でも本当何も言わずに一度読んでみてほしい作品です!
最上級にオススメします!
全16巻完結
知ってますかねこの漫画。競馬を題材にした漫画自体そこまで多くはないですし、特に若い世代の人は全然知らないかもしれません。それでも自信を持ってオススメできます。
本作は、後に「白い奇跡」と呼ばれる真っ白で小さな競走馬・みどりマキバオーの物語。マキバオーはその見た目から、生まれた当初サラブレッドであることを疑われ、競走馬として馬場を駆ける姿なんて誰も想像できなかった。しかし、牧場からの脱走、チュウ兵衛親分や相棒となる菅助との出会いを経て、マキバオーは少しずつ才能を開花させていく。
連載初期はだいぶ下品なギャグ漫画寄りで(いやまあ下品なのは作品通して全部下品なんだけど・・)、う◯ことかめちゃくちゃ出てきます。マキバオーには「うんこたれ蔵」というチュウ兵衛親分にもらった名前がありますが、ここの名付けエピソードもだいぶ下品です。また、「たれ蔵」は生まれた瞬間、牧場主から「なんだお前は?」と問われ、「う〜ん、すいません間違えました」と言って母親の中に戻ろうとするなど、下品ギャグ満載です。
観戦客など主要キャラ以外は全員裸だったりするし、ふざけまくっているんですが、ギャグ漫画の姿はこの作品の一面に過ぎません。レースでのライバルたちとの熱い戦いや仲間との絆の描き方など、この作品の真の姿はただただ激アツな王道少年漫画とすら言えます。ラスト200mでの戦いの迫力・疾走感、たれ蔵の魂の走りは読者の胸を熱くすること間違いなしです!
マキバオーの最大のライバル・カスケードの存在も見逃せません。(僕の中で「スラムダンクの流川」に重なるところがあるのですが)めちゃくちゃツンケンしてて嫌な奴なんですけど、物語が進むにつれてマキバオーの中でただ単に越えるべき壁というだけではない、色んな意味での大きな存在になっていくんですよね。
心がたぎる熱い漫画が読みたい人にはぜひお勧めです。
全13巻完結
この作品はいわゆる医療モノの漫画ですね。色んな経験を積んだ大人になってから読むほど、自分と重ねたり、登場人物の背景や心情を高い解像度で感じることができて刺さる作品となるでしょう。
もちろん大学生ぐらいの年齢でも全然お勧めできますが、時間が経ってから読むとまた違うものを感じるかもしれません。そういう意味では何度も楽しめる作品と言えるでしょう。
やる気と希望に満ちた研修医である斉藤英二郎は、研修期間として病院内のさまざまな部署を転々とする。そこで彼が眼にするのは自身の思う理想の医療とはかけはなれた、どうしようもなく辛辣で逃げ出したくなるような現実だった。
綺麗事だけじゃなく金や権力といった医療の闇、何も知らない素人からしたらかなりショッキングでもあります。主人公である新人研修医の斉藤は自分の思い描く医療の姿とのギャップに悩み苦しみますが、それが読者の気持ちともリンクするんですよね。
そして、もう一つ印象的に描かれるのは医師の世界ではなく患者側、僕たち医療を受ける側の人間の世界です。ここで描かれるのは実際に僕たちに起こりうることであり、正解のない辛辣な現実です。各エピソードが本当に何か胸の深いところに刺さるんですよね。例えば、不妊治療を受ける夫婦はようやく授かった子供がダウン症の双子だった挙句、切迫早産(たしか)のため出産するかどうかの判断を迫られます。あるいは、突如として末期がんが見つかった主婦は抗がん剤治療に苦しみながら、最期が近づくにつれて家族の在り方が少しずつ変わっていきます。
自分だったらどうか‥?もし自分が若くして最期を迎えるときに子供たちとどういう時間を過ごせるか‥?あるいは家族の誰かがそうなったら‥?
命とは何か?そして死とは?人生を見つめなおすきっかけをくれる一冊です。オススメです。
人生に活きる
連載中
僕のブログを読んでくれているような人にはぜひとも読んでほしい作品です。いや、もう必読です。絶対読んでください。
「将来は宇宙飛行士になってさ 月に行くような気がしたよ」「お前が月に行くんなら 兄ちゃんはその先へ行くに決まってる 火星に行くよ」
子供のころ交わした約束通りに宇宙飛行士になった弟・日々人。一方で、仕事をクビになり鬱々とした日々を送っていた兄・六太のもとにはJAXAから宇宙飛行士選抜試験の書類審査通知が届く。かつての誓いを思い出した六太は、いつからか叶うはずがないと諦めていた夢に向かって再び歩き始める。
これは高校生以上ぐらいの大人向けの漫画として本当にオススメできます。特に理工系の専門領域にいる人にとっては必読書と言ってもいいかもしれません。
この作品では、宇宙飛行士と宇宙産業に従事する人たちをリアリティを持って、それでいて堅苦しくなく描いています。理工系のバックグラウンドがある人にとっては、めちゃくちゃ知的好奇心がくすぐられます。宇宙飛行士選抜試験の内容や、宇宙飛行士になったあとの訓練やミッションの内容もとても興味深く読むことができます。
この作品の大きな魅力は、失敗や迷い、挫折に直面しながらもどんな状況でも夢を追う姿。「夢を追っていいんだ」というメッセージです。夢を追う中で迷ったときに背中を教えてくれるような言葉で溢れています。そういうメッセージ性の強い言葉が多いことから、名言集的なものがいくつも出版されています。
夢を追う、そして人生の岐路に立つすべての人に贈る感動の物語です。かならずあなたの胸に刺さる言葉が見つかることでしょう。
連載中
僕が読んだ数々のサッカー漫画の中でも屈指の作品です。
他の作品と一線を画すのは、選手ではなく監督にスポットが当たっているということ、そして単なるエンタメ作品ではなくチームマネジメントを学ぶための良書という側面を持つことです。
日本プロサッカー1部リーグで低迷するイースト・トーキョー・ユナイテッドは、監督としてかつてのエース・達海猛を招聘する。ベテラン選手の葛藤、若手選手の台頭、チームのメンタリティ、山積みな問題を前に達海はクラブの変革に挑む。選手・チームスタッフ・フロント・サポーターが一体となったとき、大番狂わせを演じ、リーグの台風の目となっていく。
一方、達海のもとで急速にブレイクした若手選手・椿は激変するサッカー人生に戸惑い、苦しみながらも前へ進む。
この漫画はですね、本当に面白いんですよ。数あるサッカー漫画の中でも比較的最近の作品ですし、有名なので読んだことがある人も多いでしょう。
まず、達海がかっこいい!普段はヒョーヒョーとしてどこかふざけているような達海ですが、中身は勝利に飢え、仕事に対して努力を惜しみません。そして、強烈なカリスマ性と言葉の力でチームを導いていきます。
上でも書いた通り、この作品はチームマネジメント・人材育成を学ぶ上でも役にたつものです。チームには、プライドが悪い形で邪魔をしているベテラン、言うことを聞かない中堅、イマイチ責任感が芽生えない若手、いろんな選手がいますが、達海は彼らに最適な言葉で道を示します。会社を代表する組織に属するすべての人にとって、指導者としても指導される側としても共感できる部分が大きいと思います。
読んだことのない人、あるいは序盤でやめちゃった人にはぜひ30巻までは読んでほしい!僕の大好きなシーンがあるんですが、それは達海がサッカー選手としての生き方について選手たちに語りかけるシーン。そこまでの物語ですでに達海の半生を知っている読者にとって説得力のある言葉であり、涙腺を直撃します。限られた時間の中で仕事や人生にどう向き合うべきなのか、きっとみなさんの胸に重く響くことでしょう。
最後に余談ですが、この漫画の舞台は国内プロリーグです(名称は違いますが、要はJリーグを舞台にしているようなもの)。たくさんのチームが登場するのですが、どのチームもしっかりと設定が作り込まれているんです。チームカラーやマスコット、監督のキャラクターと戦術、クラブの歴史など、どのチームもすごくユニークで魅力的なバックグラウンドを持っていて、いろんなチームの細かい設定に注目しながら読むのも楽しいと思います。
連載中
上でも紹介した、伝説級のバスケット漫画『SLAM DUNK』の作者・井上雄彦が描く車椅子バスケを題材にした作品です。ただ、車椅子バスケの選手である主人公がパラリンピックを目指すみたいな、そういう分かりやすいスポーツ漫画ではありません。そういう意味で、『SLAM DUNK』とは一線を画します。
野宮朋美は街で偶然出会った少女を乗せたバイクで事故を起こし、彼女を下半身不随にしてしまう。罪悪感に苛まれる野宮は車椅子バスケットの選手である戸川清春と出会い、自分の生き方について真剣に模索し始める。戸川も野宮との出会いをきっかけに変わろうと努力し始める。一方、野宮と同じ高校のバスケットボール部の高橋久信も事故で下半身不随となり、絶望の時を過ごすが、新しい人間との出会いを経て徐々に現実に向き合い始める。
この作品は、スポーツ漫画という枠を超え、人間の弱さと強さを圧倒的なリアリティで描いた傑作です。
車椅子バスケットボールを軸にしながらも、物語の本質は「生きることそのもの」と言えるでしょう。障がいや挫折、孤独といった重いテーマに正面から向き合いながら、登場人物たちが「人生」を模索する姿が胸を打ちます。特に、キャラクターそれぞれの視点が深く掘り下げられているのが秀逸です。清春の情熱と苦悩、野宮の不器用な優しさと迷い、高橋の傲慢さと挫折、――彼らのリアルな感情に触れるたび、自分の中にもある「弱さ」と向き合わずにはいられません。
いつも順風満帆な人生を送っている人なんていないでしょう。誰もが「思い描いた俺の人生ってこんなんだっけ?」という疑問を抱いたことはあるんじゃないでしょうか。
この作品は、挫折や失敗をどう受け止めるか、そしてそこからどう生きるかを問いかけてきます。そのため、何かを諦めた経験のある人、人生に迷っている人、あるいは夢を追うことに疲れた人にこそ読んでほしい。読むたびに、「生きる」とは何かを問い直すきっかけを与えてくれるはずです。
「リアル」は、スポーツ好きだけでなく、生きることに悩んでいる全ての人に響く物語です。この漫画を読んだ後、きっとあなたの人生の見え方が変わる。そして、どんな状況でも前に進む勇気をもらえる。これは、ただの漫画ではありません。人生の一部として手に取るべき作品です。
なんだかめっちゃ真面目に語っちゃったけど、とにかく超オススメ!
世界がひろがる
全8巻完結
この作品は、中世ヨーロッパにおいて『地動説』に辿り着いた者たちが、いかに宗教的抑圧と戦ったかを描いています。
15世紀のP国ではC教が信仰の中心であり、地球は宇宙の中心であり動くことなどないという『天動説』が信じられていた。12歳の聡明な少年ラファウはある日、『地動説』を研究している異端者フベルトと出会い、一つの問いを投げかけられる。
「この真理(天動説)は美しいか?」
何十年も続く、地球を動かすために命を投げ捨てた者たちの物語の幕があける。
この漫画は何と言うか、本当に衝撃を受けましたね。こんなにも知的興奮というか、知的探究心を刺激される漫画があったとは!という感じでした。
本作の魅力は言うまでもなく、命を賭けてまで真理を追い求める者たちの姿だと思いますが、彼らがみな天文学の研究者という訳ではないんですよね。さまざまな背景を持つ人たちが『地動説』を守るために戦いますが、その動機はそれぞれ違います。ただ、みな『地動説』に対してある種の救いみたいなものを見出していて、だからか物語中では『地動説』を守り伝えるだけでなく、『感動』を生き残らせたいというような表現が数回出てきます。
みな異なる価値観の中で『地動説』に出会い、その感動を生き残させることが命よりも重いのだと言うのです。激アツでしょ(僕の語彙力のせいでめちゃくちゃ軽くなっちゃいますすみません)
ちなみに本作はフィクションです。登場人物の95%は実在の人物ではないですし、実際にはそこまで『地動説』が徹底的に抑圧された訳ではないそうです。
しかしそれでも、この物語を読むことで当時のキリスト教社会やそこに生きる人々がどういう価値観で、何を信じていたのか、大地が動くという真理に到達するためにいかなる犠牲が必要だったのか、その大筋には触れることができると思います。
もしこれを見てくれている人の中に研究者やそれを志す人がいたらぜひとも手に取ってほしい一冊です。(もちろん現代において命をかける必要はないでしょうが)真理に辿り着くための気概を学べる一冊だと思います。
研究者を志す者 必読!!
全8巻完結
こんなにも知的探究心を刺激される漫画があったとは!
真理のために命をかけた先人たちの物語。
この作品は、現役研究者である私・ぽるこが衝撃を受けた作品として、特に研究者およびこれを志す者には強く本気でオススメします。今ある常識を疑う心、誰に何を言われようと真理を追求する姿勢に触れ、心が動くこと間違いありません。
私自身、世界のトップ研究者だった師匠によく言われた言葉を思い出します。“目の前の現象に楽な答えを持ち出し、疑うことをやめ、真理の追求という困難な道から逃げていないか!?”
本作はこういった研究者の気概なるものを感じる、必読の価値ある一冊です。全8巻ですでに完結していますし比較的手軽に一気読みできます。気になる人はぜひ読んでみてください。
私・ぽるこが全力でオススメする極上の漫画たちを紹介した記事です。思わず読みたくなる漫画が見つかるかも!